現在発売されているiPhoneにはイヤホンジャックが搭載されていません。
そのため、イヤホンで音楽や動画の音声を聞くには、
- ライトニング端子に接続するタイプのイヤホン
- ライトニングからイヤホンジャックに変換するアダプタを使う
- ワイヤレスイヤホンを使う
これらのいずれかの方法でイヤホンを接続します。
ライトニング端子をイヤホン用に使用してしまうと、有線での充電ができないなど、不便な点があります。
皆さんはどうやって音楽を聴いていますか?
iPhoneを使っているけどイヤホンはどうしよう?と迷ってしまうことがあるかもしれません。
そこで、iPhone用のワイヤレスイヤホンの中でもダントツでおすすめのAirPodsについて紹介します。
この記事ではiPhone大好きなせいまるが、Apple純正ワイヤレスイヤホンのAirPodsを1年以上使用した上での詳細なレビューをお届けします。
この記事の目次
AirPodsとは
AirPodsはAppleが開発した左右完全独立型のワイヤレスイヤホンです。
両耳が完全にワイヤレスであり、バッテリーを搭載した収納ケースに入れられているのが特徴です。
デザイン
デザインはiPhoneに付属のイヤホンから有線部分を取り除いたようなデザインです。
他のApple製品との相性も良いデザインです。
充電方法
充電するときはAirPodsの収納ケースに付属のライトニングケーブルをつないで充電します。
iPhoneやMagic Keyboardなどと同じ端子なのでケーブルの使い回しができ、便利です。
収納ケースにバッテリーが搭載されておりAirPodsを入れると自動的に充電がスタートします。
AirPodsで音楽を聴いている間に収納ケースを充電しておくという使い方も可能です。
iPhoneの画面からどれくらい充電されているかを確認することができます。
AirPodsのメリット
AirPodsを選ぶ理由(メリット)を紹介します。
接続方法が簡単
AirPodsはApple製品との接続がとにかくシンプルです。
初回接続時はBluetoothがオンの状態のiPhone、iPadなどとの近くでケースのふたを開けるだけで自動的に認識されます。
後は画面上の接続ボタンを押すだけです。
これだけでペアリングが完了します。
2回目以降は近くに置いてケースのふたを開けたり、AirPodsを耳につけるだけですぐに接続されます。
また、Apple製品を2台以上もっている場合、同じApple ID(iCloud)を使用しているデバイスに自動で登録されます。
例えば、iPhoneとiPadとMacとApple Watchを持っており、すべて同じIDを使用している場合、AirPodsをiPhoneに一度接続すると、iPadとMac、Apple Watchにも自動的にAirPodsが登録されます。
接続の切り替えがとにかく簡単
普段はiPhoneとAirPodsを接続していて、iPadやMacに切り替えてAirPodsを使用したい場合は、それぞれの画面上から操作するだけで接続が可能です。
AirPodsはiPhone側でBluetoothをオフにしたり、AirPodsのペアリングを解除したりする必要はありません。
具体的な切り替え方
iOSの場合
コントロールセンターを呼び出し、ミュージックを3Dタッチ(強く押し込む:iPhone XRは長押し)すると表示されるのパネルの右上のボタンを押します。
ボタンを押すと再生機器の選択ができますのでAirPodsを選択します。
Macの場合
ステータスバーから接続することができます。
設定アプリからも接続可能です。
ケースに入れるだけで自動的に充電
AirPodsは収納ケースそのものがバッテリー内蔵の充電器になっています。
そのため、ケースにAirPodsを収納すると自動的に充電が始まります。
15分ケースに入れておくだけで音楽を約3時間再生できるバッテリーがAirPodsに充電されるとのことです。
ケース本体はライトニングケーブルで充電します。
耳から外すと再生が停止
AirPodsは内部にセンサーがあり、耳につけているか、外しているかを自動的に検知します。
そのため、音楽を聴いているときに耳からAirPodsを耳から外すと、自動で音楽の再生がストップします。
そして、再び耳に装着すると、続きから音楽が再生されます。
また、片方のAirPodsだけで音楽を聴く場合も、センサーによって片方だけ装着していることを検知して、つけている片方AirPodsからのみ音が出ます。
普通のイヤホンでは、iPhoneを直接操作したり、リモコンから再生を停止する必要があります。
操作方法がシンプル
AirPodsはダブルタップの操作を再生/一時停止ボタンや次のトラック、前のトラックなどに割り当てることができます。
耳につけている状態で、AirPodsを軽く2回叩くだけで曲送りや一時停止などの操作ができます。
iPhoneに電話がかかってきてもAirPodsをタップすると、そのまま電話に出ることができます。
音質はちょうど良いくらい
私は、AirPodsを使う以前は、Boseの QuietComfort 20iという3万円くらいのイヤホンを使っていました。
iPhone 7からイヤホンジャックが廃止され、最初はライトニング→イヤホンジャックアダプタとBose QC20iの組み合わせで使っていましたが、AirPodsの発売と同時に乗り換えました。
実際のところ、音質の差はそこまで気になりませんでした。
音質に対するよっぽどのこだわりがなければAirPodsで十分な音質だと思います。
しかし、ノイズキャンセリング性能についてはBose QC20iの圧勝です。(AirPodsにはノイズキャンセリング機能がありません)
周囲の音をよく拾うので、物音に気がつきやすいのもメリットとも言えるかもしれません。
バッテリーは思ったより長持ち
バッテリーはApple公式のスペック説明では、AirPods単体で連続約5時間の音楽再生が可能であり、充電ケースで充電しつつ使用すると約24時間使用できるとのことです。
5時間以上連続して音楽を聴くことは滅多にないと思いますので十分なバッテリー持続時間です。
音楽を聴いていない間にケースに収納しながら充電ができますのでバッテリーを気にする必要はなさそうです。
意外と落ちない
耳からすぐに落ちてしまうのではないかと不安でしたが、1年以上移動中や自宅で使用していますが、今のところ耳から落としたことは1度もありません。
しかし、耳の形によっては落ちやすい場合もあると思いますので、参考程度にお考えください。
AirPodsのデメリット
とても便利なAirPodsですが、いくつかのデメリットが存在します。
私が1年ほど使用してみて感じたデメリットについてまとめます。
移動中は落としそうで怖い
いくら落ちにくいといっても、やはり耳に引っ掛けているだけなのでいつ落ちるかわからないのは怖いです。
特に、歩いているときはいつ落ちるかわからないという怖さがあります。
特に、左右が完全に独立しているため、道端の溝の隙間に落ちてしまったり…と考えると恐怖です。
実際のところ、溝の近くを歩いたりするととても怖いです。
どうしても落ちないかそわそわしてしまいます。
服を脱ぐときに注意
私はAirPodsをつけたまま服を脱いだりすることはありませんが、ランニングやスポーツの後に服を着替えるときに、AirPodsをつけたままだと服に引っかかって落ちやすいという話を聞いたことがあります。
服を脱ぐときにはAirPodsをあらかじめ外しておいたり、気をつけて脱着する必要がありそうです。
小さいので見失いやすい
AirPodsはとても小さいのでケースに入れておかないと見失ってしまうことがあります。
AirPodsで音楽を聴きながら寝てしまったりすると、いつの間にか布団に紛れてわからなくなったりします。
遮音性がほとんどない
耳に引っ掛けるタイプですので、遮音性はほとんどないです。
ノイズキャンセリングなどの機能もありませんので、電車や飛行機の中などの、ある程度の騒音がある環境では聞こえずらく感じてしまうこともあります。
そのため、うるさい場所で騒音を遮音することで集中力を高める用途では使用できないと考えておいた方が良いと思います。
音楽を聴いているときに声をかけられてもびっくりすることなく気がつくことができます。
単体では音量調節がしにくい
AirPodsには音量調節ボタンがついていません。
音量調節をする場合はiPhoneを直接操作して音量を調節するか、Siriの音声コントロールでお願いするかしかありません。
公共の場でSiriにお願いするのはなかなか恥ずかしいのでできないと思います。
そのため、現実的にはiPhoneを操作するしかありません。
イヤホンからのワンタッチでの音量調節ができないのは不便に感じることがあります。
まとめ
- 接続・切り替えが簡単
- ケースに入れるだけで自動的に充電
- 耳から外すと自動で再生停止・つけると再開
- 操作方法がシンプル
- バッテリーが長持ち
- 意外と落ちない
- 移動中に落としそうで怖い
- 小さいので見失いやすい
- 遮音性はほとんどない
- 音量調節が単体でしにくい
まるで魔法のような操作性や快適さです。
特に、ペアリングの簡単さや切り替えの素早さが快適ポイントです。
通常のBluetoothイヤホンは接続や切り替えがとにかく面倒です。
AirPodsならではのデメリットもありますが、iPhoneを使っていてワイヤレスイヤホンを検討するなら、AirPodsがダントツでおすすめです。
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